「さくさんぽ」祖師ヶ谷大蔵|日村さんと回った5か所

「さくさんぽ」祖師ヶ谷大蔵|日村さんと回った5か所 ファン旅コラム
「さくさんぽ」祖師ヶ谷大蔵|日村さんと回った5か所
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はじめに — シリーズで唯一、2人で歩いた回

「さくさんぽ」は第10弾まで続いてますが、そのなかで1本だけ、遠藤さくらさんが1人ではなく誰かと並んで歩いた回があります。2025年6月24日に公開された第8弾です。

相手はバナナマンの日村勇紀さん。BS朝日「バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎」とのコラボ回として、東京都世田谷区の祖師ヶ谷大蔵を2人でぶらり散歩しました。番組のMCと一緒に街を歩くという形は、シリーズの他の9回には出てきません。

行き先は観光地ではありません。小田急線の駅をはさんで店が並ぶ、生活感のある商店街です。新宿から電車1本、乗換なしで着きます。

シリーズ全体の行き先を並べたさくさんぽ全10弾マップ|10の行き先を1枚でもあわせてどうぞ。この記事は、そのマップの8番目を単独で掘ったものです。

回った5か所は、映像から全部わかります

この回は、行った先がテロップと店の看板で映っているので、5か所すべて特定できます。当サイトで映像を見直して確認しました。

順行き先したこと所在地駅から
1砧三峯神社お参り世田谷区砧4-6-1徒歩7分(南側)
2カレーの南海カレーを食べる世田谷区祖師谷1-35-4徒歩4分(北側)
3木梨サイクル自転車店の1階世田谷区祖師谷1-37-8徒歩5分(北側)
4なごみ堂木梨サイクルの2階同(2階)同
5祖師谷 鈴木コロッケを食べる世田谷区祖師谷2-4-7徒歩7分(北側)

5か所は2026年10月11日時点ですべて営業しています。ただし定休日と閉店時刻がそれぞれ違うので、何も考えずに行くと確実に空振りします。 そこを先に片づけてから、1か所ずつ書きます。

1 砧三峯神社 — 歩き出しは商店街ではなく住宅街

散歩は駅前からではなく、駅の南側の住宅街から始まります。砧三峯神社です。

秩父の三峯神社から江戸時代にこの地へ分祀されたと伝わる神社で、祭神は伊弉諾尊と伊弉冉尊。江戸期には「三峯講」が組織され、地元の代表が秩父の本社まで代参していました。三峯の信仰といえば狼を神の使いとするものですが、その系譜がこの住宅街のなかに残っています。

見どころは手水舎です。手水鉢に花を浮かべた「花手水」が、手作りの花壇と一緒に境内を飾っています。 人を察知して自動で水が出る仕様になっていて、手入れが行き届いているのがすぐ分かります。

駅からは南へ徒歩7分。商店街のにぎわいからは完全に外れた、住まいのあいだの道です。境内は広くありません。参拝して花手水を1枚撮ったら、そこで10分ほどです。

2 カレーの南海 — 看板が映っていたカレー屋

2人がカレーを食べた店は「カレーの南海」です。神保町の「キッチン南海」から派生した系統の店で、祖師ヶ谷大蔵の駅から北へ、商店街の通りを300mほど進んだ右側にあります。

項目内容
所在地東京都世田谷区祖師谷1-35-4
営業時間11時30分ごろから20時40分〜21時ごろまで(通し営業)
定休日火曜
駅から徒歩4分

閉店時刻は20時40分とする情報と21時とする情報があるので、夜に行くなら店頭の表示を見てください。昼に行くぶんには問題ありません。ここは通し営業なので、14時台や15時台でも入れます。 商店街の飲食店は昼で閉めて夕方まで休む店が多いので、この点は組みやすい店です。

黒いルーのカレーで、祖師ヶ谷大蔵では常連のついた店として知られています。食べログには2026年9月のレビューが並んでいるので、現役であることもそこで確認できます。

3・4 木梨サイクルと、2階のなごみ堂

カレーの南海からさらに北へ数十メートル進むと、木梨サイクルがあります。とんねるずの木梨憲武さんの実家が営む自転車店で、1961年の創業です。1階は自転車が50台ほど並ぶ、修理も受ける町の自転車屋さんです。

その2階が「なごみ堂」です。木梨サイクルのオリジナルグッズを数百種類そろえた物販フロアで、Tシャツや雑貨が並びます。

ここで1つだけ、古い情報に引っかからないよう注意が必要です。

項目内容
1階 木梨サイクル10時〜19時/火曜定休
2階 なごみ堂10時〜17時30分/火曜・水曜定休
注意なごみ堂の喫茶営業は2024年5月末で終了しています。現在は物販のみです

グルメサイトでは、なごみ堂が「カフェ」として載っていたり、閉店扱いになっていたりします。実際には店として開いていて、カフェをやめただけです。お茶を飲むつもりで行くと当てが外れます。 営業時間は2025年10月1日に変更されているので、公式サイトの表示が最新です。

なごみ堂は2階の閉まるのが17時30分と早く、しかも水曜も休みです。この回の5か所のうち、いちばん条件が厳しいのはここです。

5 祖師谷 鈴木 — 最後のコロッケは、午前に買う

散歩の最後、2人がコロッケを食べたのは「祖師谷 鈴木」です。けやきロード祖師谷にある精肉店で、昭和34年の創業。都内でいち早く松阪牛を扱った店として知られ、揚げ物の持ち帰りで行列ができます。

項目内容
所在地東京都世田谷区祖師谷2-4-7 けやきロード祖師谷1階
営業時間10時から。閉店は14時30分とする情報と17時とする情報があります
定休日月曜・火曜・金曜
駅から徒歩7分
名物コロッケ、手作りメンチカツ、鶏唐揚げ

この店が5か所のなかで最大の制約です。週のうち3日休み、そのうえコロッケは午後に売り切れます。多い日は1日500個が出るという店で、10時の開店直後から地元の方がコロッケとメンチを複数買いしていきます。

つまり番組と同じ「最後にコロッケ」の順番で歩くと、着いた時点で売り切れている可能性が高いです。 ここは順番を入れ替えるしかありません。

番組と同じ順番では回れません

5か所の営業日を1枚に並べます。

曜日砧三峯神社カレーの南海木梨サイクルなごみ堂祖師谷 鈴木
月○○○○休
火○休休休休
水○○○休○
木○○○○○
金○○○○休
土○○○○○
日○○○○○

5か所が全部開いているのは、木曜・土曜・日曜の3日だけです。火曜は神社以外が全滅します。水曜はなごみ堂が、月曜と金曜は鈴木が閉まります。

そのうえで、鈴木のコロッケが午前のうちに切れることと、南海が11時30分開店であることを組み合わせると、歩く順番は番組とほぼ逆になります。駅から見て鈴木がいちばん遠い北端にあるので、距離の面でも北から南へ下るほうが無駄がありません。

  • 10時台 駅の北口から、けやきロードの祖師谷 鈴木へ(徒歩7分)。コロッケを買う。
  • 11時前 南へ戻って木梨サイクル。1階を見てから2階のなごみ堂へ。
  • 11時30分 カレーの南海が開く。すぐ近くなので待たずに入れます。
  • 13時すぎ 駅を抜けて南側へ。砧三峯神社で花手水を見る(徒歩7分)。
  • 帰りに 駅前広場のウルトラマンのシンボル像で1枚撮って終わり。

所要は半日です。歩く距離は南北あわせて2kmほどで、道はほぼ平坦です。靴は普段のもので足ります。

新宿から16〜20分。各停・準急だけが止まります

祖師ヶ谷大蔵駅は小田急小田原線の駅です。新宿から各駅停車または準急で、おおよそ16〜20分です。

注意が1つあります。快速急行と急行はこの駅を通過します。新宿で急いで前の電車に乗ると、成城学園前や経堂まで運ばれて引き返すことになります。ホームで種別を見て、各停か準急に乗ってください。

改札を出ると、発車メロディがウルトラマンのテーマ曲だと気づきます。駅の時点で、もう街の主題が始まっています。

街の主題は「ウルトラマン発祥の地」

なぜ商店街にウルトラマンがいるのか。円谷プロダクションの旧本社が近くの砧にあり、創業者である円谷英二さんの自宅が祖師谷にあったからです。この縁から、この一帯は「ウルトラマン発祥の地」と呼ばれてきました。

2005年4月、駅を囲む3つの商店街(祖師谷みなみ商店街振興組合・祖師谷商店街振興組合・祖師谷昇進会商店街振興組合)が連携して「ウルトラマン商店街」になりました。今回の5か所のうち、南海・木梨サイクル・鈴木はこの通り沿いにあります。

歩くと分かるのは、飾りが1か所に固められていないことです。街路灯そのものがウルトラヒーローの形をしていて、通りを歩くあいだずっと頭の上に続きます。

場所像
駅前広場(2022年4月リニューアル)ウルトラマンのシンボル像
西通り(祖師谷ふれあいセンター横)ゾフィー
北通り(塚戸十字路前)ウルトラマン
南通り(耕雲寺近く)ウルトラマンジャック

ふれあいセンターの前にはカネゴンもいます。5か所を回るだけなら、通り沿いの像は自然に目に入ります。全部の像を踏むつもりなら、半日ではなく1日に組んでください。

1枚撮って、その場で渡す

5か所のうち、写真になるのは砧三峯神社の花手水と、駅前のシンボル像です。どちらも「撮って終わり」になりやすい被写体です。

像の前で撮った写真は、だいたいカメラロールの奥に流れて二度と見ません。半日歩いた記憶が、データ1枚で終わります。一緒に行った相手にその場で1枚渡せると、同じ散歩が持ち帰れるものに変わります。

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そしてもう1つ。本体だけ持って行って、フィルムが足りずに現地で撮れない、という失敗が本当に多いです。

この街は撮るものが散らばっています。神社の花手水、駅前の像、入口3か所の像、カネゴン、頭の上に続く街路灯。北端の鈴木から南の神社まで行き来しながら歩くと、10枚では途中で止まります。

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泊まるなら、この街ではなく上野です

遠方から来る方に先に書いておきます。祖師ヶ谷大蔵駅の徒歩圏には、ビジネスホテルや旅館がありません。調べて出てくるのは住まいに近い宿泊施設だけです。

そして新宿から16〜20分なので、都内に泊まるなら新宿側に宿を取って、ここへは身軽に往復するほうが現実的です。宿を決めるところから組みたい方は、アメ横で買う遠征の食料|上野で詰める1時間に上野の宿を1軒出しています。新幹線の停車駅から歩ける位置なので、遠征の前後どちらにも挟めます。

鈴木のコロッケを午前に買う前提で組むなら、前泊しておくほうが確実です。新宿発の各停に9時台に乗れば、10時台に北端へ着きます。

もう1日あるなら

祖師ヶ谷大蔵は半日で終わります。余った半日の使い道を置いておきます。

『歩道橋』ヒット祈願の舞台|多摩南大沢の野外ステージへは同じ都内日帰りの回です。小田急ではなく京王線ですが、新宿起点という点は同じなので、午前に祖師ヶ谷大蔵、午後に南大沢という組み方ができます。

「さくさんぽ」第1弾の谷中銀座については、単独の記事を書きます。第1弾と第8弾は、どちらも「生活の商店街を歩く回」という点で同じ型です。

世田谷区を扱うのは、当サイトではこの記事が初めてです。都内の聖地はどうしても都心に偏るので、小田急で20分という距離に1本あるのは、わりに使える手札だと思います。

現地でのマナー・注意

  • 鈴木は地元の方が毎日買いに来る店です。行列に並ぶときは撮影をせず、買ったら速やかに場所を空けてください。通りで食べ歩かず、歩道の端に寄って食べます。
  • なごみ堂は物販の店です。グッズの棚を撮らないこと。木梨サイクルの1階は修理に来たお客さんが出入りする作業場でもあります。
  • 砧三峯神社は住宅街のなかにあります。周りの住まいにレンズを向けないこと。境内では花手水だけを撮ってください。

まとめ

  • 「さくさんぽ」第8弾(2025年6月24日公開)は、日村勇紀さんと2人で歩いた唯一の回です。回った5か所は映像のテロップと看板から特定できます(砧三峯神社・カレーの南海・木梨サイクル・なごみ堂・祖師谷 鈴木)
  • 5か所が全部開いているのは木曜・土曜・日曜だけ。火曜は神社以外が休みです。
  • 鈴木は週3日休みでコロッケが午後に売り切れます。番組とは逆に、北端の鈴木から南の神社へ下る順番で歩いてください。
  • なごみ堂は喫茶をやめて物販のみになっています。お茶を飲む予定では組まないでください。
  • 徒歩圏に宿はありません。泊まる前提なら、宿は上野や新宿側に取って往復します。

この記事を書いた人
てんこ盛男(NOGITABI ONLINE 編集長・乃木坂46好きの中の人)
乃木坂46を結成時から応援してきたライブ遠征と聖地巡礼を趣味にしています。


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