前橋と足利|卒業曲を撮った2県を1泊で

前橋と足利|卒業曲を撮った2県を1泊で 聖地巡礼
前橋と足利|卒業曲を撮った2県を1泊で
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はじめに

乃木坂46 22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』は、2つの県で撮られています。

群馬県前橋市と、栃木県足利市。西野七瀬さんと若月佑美さんのラストシングルになったあの曲の映像は、県境をまたいで撮影されました。

ぐんまフィルムコミッションと、あしかがフィルムコミッション。両県の公式サイトに、撮影実績として掲載されています。

この4か所は、1泊2日で全部回れます。
そして先に、この記事の立場を書いておきます。
この記事に載せるのは、各フィルムコミッションが公式の撮影実績として掲載している場所だけです。

ロケ地情報には「たぶんここ」という段階のものが少なくありません。ここでは、そうした裏取りの取れていない地点は載せていません。行けば必ず「ここだ」と言える4か所だけを、動線にして並べています。

ロケ地を巡る4か所

場所県状態
楽歩堂前橋公園群馬県前橋市自由に入れます
プラザハマダ栃木県足利市営業中の店舗。入れます。
カラオケまねきねこ 足利朝倉店栃木県足利市営業中の店舗
旧足利西高校栃木県足利市通常は非公開。外から見るだけ。

4か所すべてが、フィルムコミッションの公式実績に載っている場所です。栃木が3か所、群馬が1か所。
この配分が、そのまま「足利は午前、前橋は午後から翌朝」という動線になります。

足利は「1つの市にロケ地が3か所ある」町

足利市は、日本有数の学校ロケ地を抱える市です。

その象徴が旧足利西高校。2009年3月末で閉校し、2014年から撮影地として使われ、2024年度末までに計215作品の撮影実績があります。乃木坂46も、この校舎で複数回撮っています。

  • 10thシングル『何度目の青空か?』MV
  • 遠藤さくらさん個人PV『わたしには、なにもない』
  • 5期生曲『バンドエイド剥がすような別れ方』MV
  • そして、22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』

1つの廃校が、世代をまたいで使われ続けているわけです。

ただし、旧足利西高校は通常、一般公開されていません。
場所は、足利市大前町103-11で、市街地からは離れています。年に一度ほど一般公開日が設けられることがあり(直近では2025年10月25日に予約不要・入場無料で実施)、そのときだけ校舎の中に入れます。

公開日以外は、敷地の外から見るだけです。門の中に入らないでください。
撮影で使われている現役の施設なので、勝手に立ち入ると次の作品の撮影に影響します。

一般公開の予定は、あしかがフィルムコミッションの公式サイトで告知されます。
秋に行くなら、出発前に必ず確認してください。

プラザハマダ — 唯一「入れて、座れて、食べられる」ロケ地

この旅で、いちばん実感が持てる場所です。

創業100年以上のレコード・雑貨店で、CD、DVD、アナログレコードを扱っています。
2014年にインストアカフェ「カフェラボ ハマダ」を併設しました。

  • 住所:足利市通2-12-11
  • アクセス:JR両毛線「足利駅」から徒歩約5分/東武伊勢崎線「足利市駅」から徒歩約10分
  • 営業時間:11:00〜19:00(18:30ラストオーダー)
  • 定休日:月曜(祝日は営業)

メニューは、オリジナルカレー、バターミルクパンケーキ。
そして、CDショップであることを音符のかたちにした「音符カステラ」が人気です。

ロケ地で、実際に席について、同じ空気のなかで何かを食べられる場所は多くありません。
足利の3か所のうち、それができるのはここだけです。

カラオケまねきねこ 足利朝倉店

足利市内にある24時間営業のカラオケ店です。(足利市朝倉町244-2)
こちらも、あしかがフィルムコミッションの撮影実績に載っています。営業中の店舗なので、普通に利用できます。

そして、ここでしかできないことがあります。ロケ地で、その曲を歌うことです。
MVが撮られた店で『帰り道は遠回りしたくなる』を入れる。聖地巡礼としては、かなり珍しい体験のしかたです。

ただし、一般のお客さんが利用している店舗です。店内の撮影や、ロケ地であることを理由にした特別な対応の依頼は控えてください。普通の客として入って、普通に歌って、普通に帰る。それが正解です。

足利から前橋へ — JR両毛線で移動する

足利と前橋は、JR両毛線でつながっています。

  • JR足利駅 → JR前橋駅:約50分
  • 本数は1時間に1〜2本

この「1時間に1〜2本」が、この旅の設計をすべて決めます。
足利で夕方まで粘ると、次の列車まで40分以上待つことが普通に起きます。
そして、両毛線の車内で日が暮れて、前橋に着く頃には公園が真っ暗、という展開になります。
なので、足利は午前から昼過ぎまで。前橋は夕方から翌朝まで。このスケジュールにしてください。

行きは東武の特急「りょうもう」が速い

足利へは、浅草から東武伊勢崎線の特急が最速です。

  • 浅草 → 足利市駅:約1時間20分
  • 料金の目安:2,050円

朝いちばんの便に乗れば、8時台に足利市駅に着きます。
カフェラボ ハマダの開店(11:00)までに、旧足利西高校の外観とまねきねこを回る時間が作れます。

なお、東武線の「足利市駅」と、JR両毛線の「足利駅」は別の駅です。
渡良瀬川を挟んで向かい合っていて、歩いて移動できる距離ですが、同じ駅ではありません。
乗換案内を見るときに、ここを取り違える方が本当に多いです。

なぜ、足利ではなく前橋に泊まるのか

この旅で泊まるのは、前橋です。理由が3つあります。

  • 理由① — 前橋には、天然温泉の大浴場を持つ宿があります。足利側に同等の温泉宿はありません。2県を歩いた脚を戻すなら、前橋です。
  • 理由② — 両毛線は1時間に1〜2本。足利に宿を取ると「夕方に前橋へ行って、また戻る」が現実的でなくなります。
  • 理由③ — 前橋は高崎から4駅・約14分。つまり上越新幹線に接続できます。翌日の帰りが楽です。

とくに③がポイントです。前橋を拠点にすると、帰路が「両毛線14分+新幹線」で完結します。

新幹線と宿をまとめる

上越新幹線で高崎まで行き、両毛線で前橋へ。これが前橋への最速ルートです。

宿と新幹線をまとめて取ると、個別に手配するより安くなることが多いです。帰りの時刻を先に固定できるのも、連休の移動では大きいです。

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ただし、行きの足利は東武の特急を使うので、パックの対象外です。「行きは東武で足利、帰りは新幹線で高崎から」という組み方になる場合は、帰りだけをパックに含められるかを確認してください。

前橋で泊まる

① 主役 — 天然温泉 妙義の湯 ドーミーイン前橋

JR両毛線「前橋駅」から徒歩約2分。
14階に、前橋市内を一望する男女別の天然温泉大浴場「妙義の湯」があります。

1日で2県を歩いて、両毛線に50分揺られて、それから14階の湯に入る。
この記事の行程は、この1軒を終点にするために組んであります。

  • 料金: 2名1室1泊 10,000円前後(1名あたり5,000円〜)※時期により変動します
  • 駐車場: 立体52台、1泊1,000円・先着順

車で行く方は、駐車場が先着順である点に注意してください。満車の場合は周辺のコインパーキングになります。

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夜の無料サービス「夜鳴きそば」の内容は、楽天トラベル側のプラン説明のほうが詳しく書かれています。

② 前橋が満室のときに — ベルズイン前橋

ドーミーイン前橋は、連休に強い宿です。3連休の後半は先に埋まります。
前橋市内で大浴場を持つもう1軒として、こちらを押さえてください。

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③ 足利で日が暮れるまで粘りたい方へ — ホテルルートイン足利駅前

「足利の3か所を、1日かけてゆっくり見たい」という方のための受け皿です。
JR両毛線「足利駅」前。男女別の大浴場(人工ラジウム温泉)があり、朝食バイキングが無料です。

  • 大浴場の利用時間:15:00〜翌2:00/5:00〜10:00
  • 料金:2名1室 素泊まり 11,635円前後から(1名あたり5,817円前後)

大浴場が深夜2時まで開いているので、遅くまで歩いても入れます。 この点は、足利泊を選ぶ場合の大きな利点です。

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楽歩堂前橋公園 — 群馬側の本命

ぐんまフィルムコミッションのロケ地ページに、『帰り道は遠回りしたくなる』PV・2018年と明記されている場所です。

  • 群馬県庁の北側に広がる、総面積18万5000平方メートルの公園。
  • 前橋駅からバスで約10分
  • 公園の北側には、国の重要文化財に指定されている臨江閣が建っています。

ここは、翌朝に歩いてください。
理由は単純で、朝のほうが人が少なく、光が低いからです。公園と県庁と臨江閣が、同じ画角に入る場所があります。日中の順光より、朝の斜めの光のほうが、あの曲の色に近くなります。

前橋駅からバスで向かえますが、ドーミーイン前橋に泊まるなら、歩いても行ける距離です。朝の街を歩いて向かうほうが、この旅には合っています。

群馬県庁32階の展望ホール — 夕方に上る

ロケ地ではありません。それでも、この旅で必ず寄ってほしい場所です。
群馬県庁は、道府県庁舎として日本一の高さです。33階建て、153.8m。
32階の展望ホールは、全面が無料で開放されています。

  • 利用時間:平日8:30〜22:00/土曜・日曜・祝日9:00〜22:00
  • 料金:無料
  • 専用のシースルーエレベーターで、地上127mまで約75秒

赤城山・榛名山・妙義山の上毛三山を背景に、前橋の市街地が360度見渡せます。
フロアには「YAMATOYA COFFEE 32」があり、ハンドドリップのコーヒーが飲めます。

足利から両毛線で着いた夕方、宿に入る前の1時間がそのまま使えます。
眼下には、翌朝に歩く楽歩堂前橋公園が広がっています。明日たどる場所を、先に上から見ておく。
そういう順番で回れるのが、前橋に泊まる旅の利点です。

そして、宿の大浴場の名前は「妙義の湯」です。展望ホールから妙義山を見て、その夜に妙義の湯に入る。
これが、この1泊のいちばんきれいな締め方だと思います。

持っていくと違うもの

両毛線は1時間に1〜2本です。
つまり、足利と前橋のあいだに、この旅でいちばん長い「何もない時間」が発生します。駅のホームで、40分。

その時間のために、イヤホンを1つ持ってください。

ロケ地に立ってから聴く『帰り道は遠回りしたくなる』は、家で聴くそれとは違います。
駅のアナウンスと風の音を切って、その4分半だけに入れる状態を作れるかどうかで、この旅の密度が変わります。

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最大60時間再生なので、1泊2日なら充電を気にせず持ちます。

もう1つは、電池です。

2県をまたぐ日は、駅のホームで乗換案内を開く回数が、普段の3倍になります。
東武の足利市駅とJRの足利駅を取り違えないか確認し、両毛線の次の列車を調べ、前橋のバスを調べる。
夕方に電池が切れると、帰りの経路が調べられません。

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1泊2日のモデル動線

時間行動
朝浅草 → 特急りょうもう(約1時間25分)→ 東武「足利市駅」
午前旧足利西高校(外観のみ)/カラオケまねきねこ 足利朝倉店
昼プラザハマダ/カフェラボ ハマダ(11:00〜、月曜定休)で実食
午後JR「足利駅」→ 両毛線(約50分)→ JR「前橋駅」
夕方群馬県庁32階 展望ホール(無料・22:00まで)で上毛三山と市街地を一望
夜ドーミーイン前橋 14階「妙義の湯」
翌朝楽歩堂前橋公園・臨江閣を歩く
昼前橋 → 両毛線14分 → 高崎 → 上越新幹線で帰る

足利を午前、前橋を午後から翌朝。この順番が、両毛線の本数に一番素直です。

現地でのマナー・注意

  • 旧足利西高校は通常非公開です。 敷地に立ち入らないでください。一般公開日はあしかがフィルムコミッションの公式サイトで告知されます。
  • プラザハマダとまねきねこは、営業中の店舗です。一般のお客さんがいます。店内の撮影は許可を取ってから。
  • カフェラボ ハマダは月曜定休(祝日は営業)。18:30ラストオーダー。
  • 群馬県庁は、平日は執務中の庁舎です。展望ホールへは直通のエレベーターで上がり、業務フロアには立ち入らないこと。
  • 楽歩堂前橋公園と臨江閣は、地元の方の生活の場です。早朝に大きな声を出さないでください。
  • メンバーの写真・公式画像を、現地で掲示したり貼ったりしないでください。

まとめ

  • 『帰り道は遠回りしたくなる』は、群馬と栃木の2県で撮られています。
  • 足利3か所(旧足利西高校・プラザハマダ・まねきねこ足利朝倉店)と前橋の楽歩堂前橋公園が、両県のフィルムコミッション公式実績に載っています。
  • 入って座って食べられるロケ地は、プラザハマダだけ。 11:00〜19:00(月曜定休)。
  • 旧足利西高校は通常非公開。外観のみ。
  • 泊まるのは前橋。温泉大浴場があること、両毛線が1時間1〜2本であること、高崎経由で新幹線に乗れること。
  • ドーミーイン前橋は前橋駅徒歩2分、14階に天然温泉「妙義の湯」、2名10,000円〜。
  • 群馬県庁32階の展望ホールは無料、22時まで。ロケ地ではありませんが、夕方の1時間をここに使う価値があります。
  • 営業時間・定休日・一般公開の予定は、必ず各施設の公式情報でご確認ください。

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